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家づくり全般
お役立ちコラム
失敗しないファミリークローゼットのポイントとは?
家づくりを考えるときに、収納スペースは重要なポイントになってきますよね。
特に人気のファミリークローゼットは、家族の衣類や小物をひとまとめに収納できとても便利な収納スペースです。
しかし意外にも「実際に暮らしてみると使いにくい...」と後悔をしている人も!?
失敗しない為に、ファミリークローゼットのポイントや子どもの成長に合わせた活用法を解説します。
失敗しないファミリークローゼットの構造設計
人気の高いファミリークローゼットですが、ネットやSNSを見てみると、「後悔」や「失敗した」という方も見られます。
家づくりのスタンダードになってきたファミリークローゼットですが、あまり考えず取り入れると失敗してしまう場合もあります。
ファミリークローゼットの設計で失敗しないために、ポイントを押さえておきましょう。
ポイント1 動線を考慮する
家族全員が使う場所なので、動線を考慮して設計しましょう。
特に、朝の忙しい時間帯に家族みんながクローゼットを使用すると混み合って逆に時間が掛かることも。
家族の日々の着替えやカバンを収納するのであれば、出入口が2か所以上ある「ウォークインスルー」タイプにして、出入りがしやすい形にするなどスムーズに使える間取りにしましょう。
ポイント2 換気と照明
クローゼット内の湿気対策も忘れずに。
衣類そのものについた水分などにより湿気が溜まりやすいのがファミリークローゼットです。
窓や換気扇などを設置したり、クロスを吸湿性のあるものにすることで快適に保つことが出来ます。
照明は人感センサー型がおすすめです。洗濯物など両手に荷物を抱えたままでも照明をつける手間がなく、また電気の消し忘れなども防止できます。
ポイント3 柔軟な収納
家族の成長に合わせて、必要になる収納は変わってきます。
可動式の棚や引き出しを取り入れることで、子どもの成長や家族のライフスタイルの変化に合わせて、収納スペースを簡単に再配置できます。
ファミリークローゼットの形と広さ
ファミリークローゼットの形やどのくらいの広さにするかも悩みどころです。
荷物を収納する家族の人数や日々のライフスタイルに合わせた形・広さにすると良いですね。
クローゼットの形
I型クローゼット
壁一面を使ったI型のクローゼットは、シンプルで使いやすく、限られたスペースでも効果的に収納できます。棚や引き出しを効率的に配置することで、多様な収納ニーズに対応可能です。
L型クローゼット
L型のクローゼットは、角を利用して収納スペースを増やすことができます。デッドスペースを有効に活用できるため、収納力がアップします。
U型クローゼット
U型のクローゼットは、三方向に収納スペースが広がり、大容量の収納が可能です。広いスペースが必要ですが、家族全員の衣類や物品を一箇所にまとめて収納できます。
ファミリークローゼットの広さ
ファミリークローゼットの広さは、家族の人数や持ち物の量に応じて決めることが重要です。何を収納するかによっても異なりますが、以下は大体の目安の広さになります。
2人家族
約2〜3畳程度のスペースが理想です。
思いのほか広い!と感じるかもしれませんが、衣類の他に、羽毛布団や扇風機などのシーズン物の収納や日用品のストックの収納も意識しましょう。
4人家族
約4〜5畳程度のスペースが必要と言われています。
日用品のストックなどの収納や、子どもの学用品、趣味の道具などを収納できるように、十分なスペースを確保しましょう。
5人以上の家族
約6畳以上の広さがあると便利です。
家族全員の物を収納しつつ、家族が多い=ファミリークローゼットを使う人が多いので、出入りの動線を確保できるように設計することが大切です。
ファミリークローゼットの効率的な使い方
家族全員がラクに使える収納スペース
家族全員が使いやすいファミリークローゼットを設計するためには、家族ごとの使い方を考慮することが重要です。
まずは、家族それぞれのスペースを決めて「区切り」を行いましょう。
特に子どものスペース、大人のスペースは明確に分けて収納を行いましょう。
子どもは成長と共に必要な物や収納スペースの使い方も変わってくるからです。
子どもの成長段階に合わせた収納とは?
例えば、収納ボックスや棚に家族の名前を記載したラベルを付けることで、中身が分かりやすくなり、家族全員が使いやすくなります。
特に子どもにもわかりやすいよう、家族ごとに収納ボックスの色やラベルの色を変えたり、イラストや似顔絵などの絵のラベルを貼ったりするとさらに効果的です。
また、子どもの成長に合わせて、手の届きやすい高さに物を配置しましょう。
自分で取り出しやすいように工夫することで、自立心も育まれます。
【幼児期】
幼児期は、子どもの手が届きやすい高さに収納スペースを設けることが重要です。
低い位置に棚や引き出しを配置し、おもちゃや洋服を自分で取り出せるようにしましょう。
【小学生期】
小学生になると、学用品やスポーツ用品などの収納スペースが必要になります。
勉強道具やランドセルを収納できる専用の棚を設けると便利です。
【中高生期】
中高生になると、洋服やアクセサリーの収納スペースが増えます。
可動式の棚やラックを活用し、スペースを柔軟に使えるようにしましょう。
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まとめ
快適なファミリークローゼットを叶えるためには、クローゼットの形や広さ、配置を工夫するだけでなく、子どもたちの成長に合わせて柔軟に対応できるクローゼットを考えましょう。
家族の生活スケジュールを踏まえながら住宅会社の担当さんに相談するのもいいですね。
最後に、家づくりの色々な部分で「費用が思いのほか掛かるから、夢を妥協するしかない…」と後悔してしまわないよう、資金計画は第三者のファイナンシャルプランナー(FP)にも相談しましょう。
FPに相談することで、予算取りや資金計画がスムーズに進み、理想の家づくりが実現しやすくなります。
家づくりの際には、まずは住宅購入の専門FP「おうちの買い方相談室広島店」に相談してみてくださいね。
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この記事を書いた人:平田 麻由美
出身地:島根県益田市
趣味:温泉旅行、娘の成長を写真で記録すること
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