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住宅ローン知識
広島で建てる前に!住宅ローンが無理なく『返せる金額』は人によって違う!
こんにちは!おうちの買い方相談室広島店です。
立春も過ぎて春の陽気が少しずつ見え隠れする時期になってきましたね。
これから5月くらいまでの時期は、住宅展示場や住宅会社さんのイベントも多く家づくりを考え始める人も増えてきます。
とはいえ、初めての家づくりで多くの人がつまづいてしまうこと、それが「住宅ローンいくら借りるの?」問題です。
建てた後に「住宅ローンの支払い地獄…。」なんてことにならないように、自分たちはいくらが正しい住宅購入予算なのかを見ていきましょう。
年収からローンの借入可能額は計算できる
家族も増えたし、そろそろマイホームが欲しいな、と思って最初に行くところはどこでしょう。
一般的には近くの住宅展示場や住宅会社さん、建売を考えている人は不動産会社に行かれる方も多いのではないでしょうか。
家を見た後、じゃあこれから本格的に家を考えます、となると担当の営業さんから
「〇〇さんのご年収だと5,000万円まで住宅ローンが組めますよ」
と大体の住宅ローン借入上限額を教えてもらえます。
実は、この住宅ローンの借入上限額は、「年収」さえわかれば計算可能です。
必要なのは
・世帯年収
・借入期間(住宅ローン)
・借入金利(住宅ローン)
・住宅ローン以外の借入(教育ローンや車のローン)があれば月々の返済額
だけです。
例)住宅ローンの借入期間 35年/借入金利 1.62%(固定金利)/A銀行の場合
住宅会社だけでなく、一般の方も住宅金融支援機構が行っているフラット35のHPなどで簡単に住宅ローン借入可能額の試算ができるようなシミュレーションも公開されています。
もっと詳しく住宅ローンの借入可能額のことが知りたい方は
こちらのブログもチェック↓
ちょっと待って!借りられる金額と返せる金額は違います!
え、我が家はそんなに住宅ローンが借りれるの?
じゃあ…。
とそのままその金額をマイホームの購入予算にしていませんか?
ちょっと待って!
この「住宅ローンの借入上限額」をそのままマイホーム予算にするのはとっても危険です。
家づくりの適正な購入予算は各家庭そしてそれぞれの家計やこれからの将来計画ごとに変わってきます。
つまり、年収から導き出される
借りられる金額
と実際に、様々な家庭ごとに
「無理なく」返せる金額
は全く違ってくるのです。
「借りられる」と「返せる」は何が違うのか?
例えば、同じ世帯年収600万(ご夫婦の収入を合算した収入)のご家庭が10組、マイホーム購入を検討し始めました。
この10組全部のご家庭で「マイホームの予算(住宅ローンを無理なく返せる金額)」は全く同じ金額になるのでしょうか?
例えば…。
・母子家庭(父子家庭)でお子様が3人。長男はそろそろ小学生で私立の学校を検討しています。
・ご結婚したばかりで、ご夫婦ともフルタイムで働いています。
・子どもさんはそろそろ中学生と高校生の2人。奥様は専業主婦。
・第一子がそろそろ産まれそうな新婚夫婦。貯蓄はあまり出来て無いけど、ご両親から資金援助がある予定。
たった4家族の事例だけでもご家庭ごとにこれから教育資金がかかるのか、頭金を準備するのか、ご両親からの資金援助があるのかなど家計の状況が違うのが見て取れます。
なので、同じ世帯収入600万の世帯が、仮に100世帯あったとしても住宅ローンの「無理なく返せる金額」はご家庭に大きく異なってくるのです。
みんなはどう?住宅ローンの支払は〇〇%の人が負担に感じている
実際に住宅ローンを借りている家づくりの先輩の状況を見てみましょう。
国土交通省が毎年3月に『住宅市場動向調査報告書』という、住宅会社や銀行、住宅を買った人に対してアンケートを行い、様々な統計数値を発表しています。
出典:国土交通省/令和4年度住宅市場動向調査報告書より
令和4年度に発表された住宅市場動向調査報告書によると、
全体の約65%の方が住宅ローンの支払いが『負担』だと思っているのです。
しかもそのうち約8%の人が「非常に負担」という回答になっています。
また怖いのが、このアンケートは住宅を購入して「1年以内」の方を対象としています。
せっかくのマイホームを購入して、たった1年で住宅ローンが負担に感じている人が多いことがわかります。
これを見るといかに家づくりを考えるときに
「借りられる金額」だけで住宅ローンを組んでしまい、
実際に「返せる金額」以上の支払いに悩んでいる人が多いこと
が分かりますね。
だからこそ自分たちの「返せる金額」をきちんと知ることが家づくりで一番大切になってくるのです。
もっと詳しく返せる金額を知りたい方はおうちの買い方相談室広島店まで気軽にご相談下さい(^^)
返していける金額を「ライフプラン」で知ろう
では実際にどうやったら自分たちの「返せる金額」を知ることが出来るのでしょうか。
おすすめは「ライフプラン」を作成してみることです。
ただし、ライフプランを作る際にもいくつか大切なポイントがあります。
① 住宅ローンの借入金利は低く設定しすぎない
② 住宅ローン完済までではなくそのあとの「老後生活資金」も組み込んで考える
③ 産休や育休での収入ダウンも考える
④ 家のリフォーム費用や固定資産税、火災保険料などランニングコストもしっかり組み込む
⑤ 物価の上昇(インフレ)も組み込む
あくまで基本的な部分ですが、上記のようなことをきちんと入れていないと正しい「返せる金額」を知ることはできません。
一般的なFP(ファイナンシャルプランナー)だと①や④は専門外の方も多いので、住宅購入専門のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。
おうちの買い方相談室広島店ではライフプラン作成も相談可能です
初めての家づくりは住宅ローンのことだけでなく、土地のこと、家の間取りのこと、外構のことなど様々な不安ごとがありますよね。
おうちの買い方相談室広島店ではライフプランの作成だけでなく
・適切な「返せる住宅ローンの借入額」の算出
・住宅会社の紹介や営業担当との打ち合わせの同行
・土地探しのお手伝い
・住宅ローン控除や補助金についてのアドバイスなど
住宅購入に関わる様々なお手伝いをさせて頂きます。
家づくりで何から始めたら分からない、そんなときは気軽におうちの買い方相談室広島店へ遊びに来てください。