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住宅ローン知識
元銀行員が解説する住宅ローンの基本②借りる前に知ろう!「つなぎ融資」ってなに?
こんにちは!蒸し暑い日々が続きますね。
今回は住宅ローン用語第二弾!
注文住宅を建てたいと考えたとき、よく聞く「つなぎ融資」ってご存知でしょうか。普通の住宅ローンと何が違うの?
この「つなぎ融資」とはどういうものでどんな時に必要になるのか解説していきますね!
前回のブログ記事はこちらから↓↓↓
■つなぎ融資ってなに?
念願のマイホームの契約を住宅メーカーと取り交わしても、注文住宅の場合すぐに家の引渡し、となるわけではないですよね。
家を建てる際、土地の購入代金や住宅の着工金(前払いの費用)など様々な
「先に支払わなければならない」費用が発生します。
そして、マイホームを購入した人がすべてその費用を用意しなければならなく、総費用はとても高額になります。
「住宅ローンを借りるから大丈夫」と考えるかもしれません。
実は!住宅ローンは建物が引渡されて、初めて借入の処理が銀行でされるため、住宅完成までに必要となる資金の支払いは自分で準備しなければなりません。
その費用を『一時的に立替えるためのローン』こそが『つなぎ融資』なのです。
■つなぎ融資の注意点。諸経費や利息がかかる!?
つなぎ融資も住宅ローンとは別に借りる『ローン』であるため、手数料や印紙代など様々な諸経費が住宅ローンと別でかかります。
主なつなぎ融資の諸経費
・印紙代(印紙税)・・・金融機関との契約書に対して、必要な収入印紙の費用
・事務手数料・・・金融機関に支払う、つなぎ融資のための事務手数料。金融機関によって金額は異なる。
・団体信用生命保険料・・・つなぎ融資の借入期間中、死亡等のリスクに対して備えるローン専用の保険。金融機関が負担する場合もあります。
また、あくまでローンですので利息の支払いも発生します。
つなぎ融資は住宅ローンと比べると金利が高い傾向があるので、注意が必要です。 事前に金融機関に利息額を確認しておくとよいでしょう。
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■つなぎ融資の返済はいつするの?
先ほど住宅が完成し建物が引渡されるタイミングで、住宅ローンの借入の処理が銀行で行われると言いましたが、これを「実行」といいます。
つなぎ融資の返済は、住宅ローンが実行された時点で、一括返済をすることになります。 その際に事務手数料などの諸経費も清算します。
■つなぎ融資はしない、という選択肢も
つなぎ融資は必ず行わなければならない、というものではありません。
金利や手続きに不安があるときは、住宅ローンだけで済ませることももちろん可能です。
例えば、親から支援を受けることが可能であれば、贈与で資金の援助をしてもらうこともできます。住宅取得等資金に対しては非課税の特例もあります。
さらに、土地と建物別々に住宅ローンを組むこともできます。「分割融資」と言って一定期間内に建物を建築する条件で借りられる方法です。
注文住宅の場合は、無事引き渡しとなるまでに長い期間がかかります。
その間の資金計画を上手に立てることが出来れば、自身の希望や夢をあきらめない、憧れのマイホームを手に入れることは可能です。
前回のブログ記事はこちら↓↓↓
つなぎ融資のことも含め、家づくりで不安なこと、疑問なこと、まずは広島の住宅購入のプロに相談してみてください。ひとりひとりの家庭状況、収入状況をきちんとお聞きし、住宅購入を考える際の「正しい資金計画」をお伝えしますね。
まずは気軽にお問い合わせくださいね^^