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住宅ローン知識
初心者でもわかる!共働き家庭のためのローンのタイプ
こんにちは!おうちの買い方相談室広島店の片元です。
多様なライフスタイルが尊重される昨今ですが、その中でも共働き家庭が増えているという実感は多くの人が持っているのではないでしょうか。
共働き家庭が増えたのはここ最近の話のように感じる人もいるかもしれませんが、約30年前には既に夫婦どちらかが働くという世帯の数よりも共働き家庭の数が多くなっていたんです。その差は開く一方で、今では当たり前の共働き家庭。
そんな共働き家庭ならではのローン契約のタイプがあるのはご存知でしょうか?
夫婦の収入を合わせて借りる「収入合算契約」
夫婦の収入を合算し、その金額に対して借入金額が決められる「収入合算契約」というタイプは比較的多くの共働き家庭で利用されています。
この「収入合算契約」タイプは連帯保証型と連帯債務型に分けることができます。
連帯保証型
夫婦のどちらかが契約者、もう一方が連帯保証人となります。
単純に夫婦どちらかがローンを契約するよりも借入可能額は大きくなります。
連帯保証という名のとおり、契約者が返済しなかった時には連帯保証人に返済義務が生じることになります。
ただ、あくまで連帯保証人は契約者ではないため住宅ローン控除や団信(団体信用生命保険)への加入はできません。家の所有権も基本的には契約者のみに与えられます。後述する連帯債務型よりも取り扱う金融機関は多くなっています。
連帯債務型
こちらは夫婦のどちらかが契約者、もう一方は連帯債務者となります。
連帯保証型との大きな違いは住宅ローン控除は夫婦それぞれが受けられ、家の所有権も夫婦それぞれのものとなります。
ただ、団信に関しては連帯債務者が死亡した場合でも基本的には契約者に返済義務が残りますので、契約者と連帯債務者の収入の開きが小さい場合には負担が大きく感じてしまうかもしれません。
夫婦それぞれで借りる「ペアローン」
共働きの夫婦がそれぞれ住宅ローンを契約するのが「ペアローン」です。
それぞれ自分が借り入れたローンに対して返済義務を負い、それぞれがパートナーの連帯保証人となります。
それぞれが借りるので、金額は夫婦で違っていても特に問題はありません。トータルでの借入金額は夫婦どちらかで借りるよりも多く設定できる場合もあります。
単純に2つの住宅ローンを契約しているだけなので、住宅ローン控除や団信の加入など夫婦どちらかがローンを借りている場合の条件とほぼ同じと言えますが、手数料や手続きの手間などはその分増えてしまいます。
どんなタイプがベストかは夫婦ごとに違う
当然ですが、どの夫婦にもそれぞれのスタイル、家庭環境があります。
なので、これまで紹介したどのタイプがベストなのかは夫婦ごとで違います。
また、ここまでは共働き家庭で夫婦二人が関わるローンについて書いてきました。
もちろん夫婦どちらかが単独でローン契約を組んだ方が良い場合もありますし、一概にこれが良いとは言えません。
ただ、ご夫婦の考え方や相談を受けた上でより良い契約タイプを提案させてもらうことはできるかもしれません。
おうちの買い方相談室では、このような住宅ローンの相談から、住宅会社の選び方などを第三者の立場からアドバイスさせていただきます。
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