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家づくり全般
【梅雨のジメジメ】家の中でカビが生えやすい場所と日々のカビ対策とは?
おうちの買い方相談室 広島店の柿村です。
長雨が続くことも多い梅雨の季節。屋内も湿度が高くなりがちでジメジメとした空気は不快なだけでなく、梅雨時期はカビが繁殖する条件が揃っているので、あっという間に大量発生することも少なくありません。
カビを放っておくと体調不良の原因にもなるので、お部屋や水回りにカビが生えないように、お掃除ポイントを押さえて梅雨の時期を乗り越えましょう。
カビが増殖する3大条件
カビ菌は空気中のどこにでも漂っており、条件が揃うと増殖し、広がります。
カビが増殖する要因は「温度」「湿度」「栄養源」の3大条件が揃うとき。
梅雨の時期になるとこの3大条件が揃うため、カビが発生しやすくなります。
カビが体に及ぼす影響
カビは常に空気中を漂っているので、少量吸い込むだけなら特に問題ありませんが、大量の胞子を吸い込んだり、カビの生えた食べ物を食べたりすると、喘息やアレルギー疾患を引き起こす恐れがあります。
また、カビ・ダニなどのハウスダストが原因となって発症する「シックハウス症候群」にかかる可能性もあります。
カビを予防するには?
○定期的に換気を行なう
高湿度で密閉されている環境を少なくすること。換気扇を回して空気を入れ替えるか、窓を2ヵ所開けて空気の通り道を作りましょう。
また、空気を効率的に入れ替えるなら、扇風機やサーキュレーターを併用するなど、定期的に風通しするだけでも湿気対策の効果があります。
現在多くの住宅には24時間換気システムがあり、きちんと換気を行うことで、カビは生えにくくなります。
○家具や衣類などの配置を工夫する
空気が滞留する場所に埃や湿気が溜まりやすいため、そこにカビの胞子が付着することで繁殖してしまいます。対策としては家具と壁の隙間を数センチでいいのであけるようにしましょう。また、クローゼットは衣類同士が密着しないよう空間を開けることで、簡単にカビ対策ができます!
○こまめに掃除をする
定期的に掃除をすることで、カビが繁殖するのに必要な、食べかすや・ホコリ・汚れなどの栄養素がなくカビが繁殖できなくなります。
細かなホコリやゴミは掃除機だけでは吸い取れないことが多いので、仕上げに拭き掃除を行うのがおすすめです。
また、水回りでは水滴を拭き取る習慣をつけると、きれいな状態を保ちやすくなります。
部屋別のカビ対策
○お風呂
お風呂の壁や床、排水口だけでなく、天井もカビが生えやすい場所です。
ピンク色のぬめりや黒カビなど現れます。
浴槽のフタやシャンプーボトル、洗面器、風呂イスなどもカビが生えやすいので、床から浮かせる収納で水気を切る、水を拭き取って浴室外に出すなどの対策が有効です。
お風呂を使った後は換気をしっかり行いましょう!
○玄関
玄関はあまり日当たりが良くない間取りが多いかもしれません。そのため、雨の日に濡れた靴で入ってきたり、汗を吸った靴をそのまま置いたりするため、湿気が残りやすい場所です。
靴箱に靴をしまうときは、靴が乾いてからしまうようにしましょう。
どうしてもすぐに靴箱にしまうときは、新聞紙や靴専用の除湿剤を入れると湿気を吸い取ってくれますよ!
○リビング
リビングやダイニングは、特に子どもの椅子には食べこぼしやほこりなど、汚れが溝に詰まるなど、カビを増殖させる要因がたくさんあります。
家族が過ごすソファや湿気がこもりやすい窓際などもカビが生えやすくなっています。
○洗面所・キッチン
洗面所・キッチンは常に水分があるため要注意です。水がたまる部分や濡れたままのパッキンなど環境的にもカビが生えやすくなっています。
飛んだ水分を乾いたクロスですぐに拭きとるようにすれば、カビを防ぐことができます。
パッキンにカビが深くまで入り込むと、カビ取り剤でも取れなくなるので、生えないように防止しましょう。
○布団やマットの裏
人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくと言われています。布団と接している床面にも湿気が溜まり、布団やマットの裏とその床面の両方に生えてしまいます。
敷布団とフローリングとの間に空間を作り、湿気・空気を逃す除湿シートを敷くことでカビが生えにくくなります。
○エアコン
エアコンは部屋の空気を吸い、冷気と加熱を繰り返しながら部屋に空気を送っています。 汚れをそのまま放置しておくとエアコン内部にカビが発生しています。
つまり、カビの胞子がついた空気が室内を循環していることに。フィルターの外側の面に掃除機をかけ、取りきれないホコリやゴミは、使わなくなった歯ブラシで擦るようにしましょう。
吹き出し口や、エアコン上部も雑巾で拭き取るようにしてください。 奥の方など分解しないと洗浄ができないときは、業者にクリーニングを依頼したほうが安心です。
カビ対策におすすめグッズ
○除湿剤
湿度が高くなりやすい所に除湿剤を置くだけでカビ対策が出来ます。 一口に除湿剤といっても、さまざまなタイプが販売されています。 除湿する場所や用途に合ったものを選びましょう。
「タンクタイプ」は 押し入れやクローゼットの床に置いておくだけで湿気を吸収してくれます。ただ水がこぼれてしまう可能性があるので小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では注意が必要です。
「吊り下げタイプ」や「シートタイプ」 の除湿剤もあるので、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。
○防カビ剤
カビ取り剤は、カビの除菌・漂白をしてくれますが、目に見えないカビの原因菌までを除去することは出来ません。 目に見えない原因菌を除去してくれるのが防カビ剤です。 一か所ではなく、部屋全体を除菌して今あるカビの増殖を抑えてくれるのでカビが生えにくい環境を作ることが出来ます。
○布団乾燥機
毎日布団を干すのは労力的にも大変です。梅雨の時期は干すことがなかなか出来ませんよね。 布団乾燥機なら、温風を当てることで布団の湿気を飛ばすことが出来ます。フカフカで気持ち良いですね!ダニ退治にも!
○アルコールスプレー
アルコールには高い除菌効果があるので、カビを除去をすることが出来ます。
サッシや窓ガラス、ダイニングテーブル、さらに椅子の背もたれも忘れずに拭きましょう!
まとめ
一度カビが生えてしまうと、カビ取りをする手間が増えて掃除の時間も増えてしまいます。 カビ取り費用だけでもかなりの金額がかかってしまうケースがあります。
外に出られない日が多い梅雨時期こそ、予防対策などおこなうことで家も気持ちもスッキリしますよ! 梅雨明けまであと少し!ぜひやってみてくださいね!