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「住まいと家具と人の関係が空間を作っていく」広島老舗家具メーカー「マルニ木工」

「住まいと家具と人の関係が空間を作っていく」広島老舗家具メーカー「マルニ木工」

こんにちは、「おうちの買い方相談室 広島店」の柿村です。

新築で家を建てるとき、家具を思い切って一新したいと考える方は多いはず。
選ぶ家具の色や素材、スタイルが異なるだけでお部屋の印象が変わります。

 

広島で家具といえば、老舗家具メーカー「マルニ木工」。
そんなマルニ木工の技術力とデザイン性が、日本のみならず海外でも脚光を浴びています。

 

そのなかでも『HIROSHIMA』アームチェアは、私もいつかは手に入れてみたい!
と憧れる椅子です。

 

そこで今回はマルニ木工さんに、
『HIROSHIMA』アームチェアの魅力や住まいと家具の関係性を伺ってきました。

 

 

お話を伺ったのは、
株式会社マルニ木工 取締役 兼 ブランド統括部 部長の『土井 康義』さん。

土井さんはマルニ木工に入社して27年。
大学卒業後にマルニ仙台支店で約5年間営業として経験を積み、地元広島へ戻り、
広島本社のブランド戦略や商品開発・セールスプロモーションなどの構築に携われ、

現在はショールームでお客様へのご提案、さらにイベントなどの講師も務めるなど、日々「マルニ木工」の魅了を伝えておられます。

 

マルニ木工とは?

広島県廿日市市発祥の創業94年を誇る日本でも屈指の家具メーカー。
木工家具としては業界有数で、創業の昭和3年から数えると日本でも最古参の家具メーカーです。

マルニ木工にしか生み得ない「日本から世界に発信する家具」。
国際的なデザイン感覚と日本独自の木に対する美意識、そして精緻なモノ造りの技を融合した世界へ発信する家具造りをスタートしました。使い手の生活に溶け込み、100年後も定番として愛される家具を目指し今日も木と向き合い、モノづくりに励んでいます。
引用元:マルニ木工 公式HP

【マルニ木工の歴史】
創業者である山中武夫は、少年時代を過ごした広島県の宮島で木を用いた伝統工芸が、まるで手品のように自在に形を変えていく「木の不思議さ」に魅了されていきました。

 

当時としては技術難度の高い「木材の曲げ技術」を確立し、それまで手工業の域を出なかった日本の家具工業に対して、「工芸の工業化」をモットーに「職人の手によらない分業による家具の工業生産」を目指しました。

 

マルニ木工は木材の人工乾燥技術の研究開発、新技術の導入など材料から完成まであらゆる工程での改革を進め「技術のマルニ」と評されそれまで一品生産の高級品だった彫刻入り家具の工業化に成功。
1968年に開発したトラディショナル家具は「日本の洋家具史上最大のヒット」となり、現在は日本の伝統的な美しさを生み出す良質な家具メーカーとして成長しています。

出典:マルニ木工 公式HP

 

LECT広島へ直営店をオープンされ5年

今回伺ったのは「LECT広島T-SITE」にある地元広島で初となるマルニ木工の直営店。

こちらのショップは、
「MARUNI COLLECTION」を中心としたオリジナル家具のほか、暮らしを彩るテーブルウェアやインテリアアイテムなど生活道具も充実しています。

-マルニさんのショールーム、入るのにとても緊張しますね。

土井さん−
「あえてクールで敷居の高いイメージを演出することで、より家具への意識が高いお客様がご来店してくださいます」。

また、ショップの大きなガラスの窓から見える「草津」の街並みがとてもお気に入りなんだそう。

土井さん−
「ここから見える中央分離帯のグリーンや、街の景色がどこか外国のような雰囲気を感じられるんです。家具と風景が調和することに魅力を感じてこの場所にオープンすることを決めました」。

 

広島が世界に誇る『HIROSHIMA』アームチェア

HIROSHIMA アームチェア

『HIROSHIMA』は、アメリカのアップル新本社「アップルパーク」で使用される椅子として数千脚納品され、世界中で一躍有名になりました。

 

2008年に世界で活躍するデザイナー『深澤 直人』氏と広島の老舗家具メーカー・マルニ木工の技術力が出会うことで誕生した家具シリーズ。
『HIROSHIMA』という名前は、マルニ木工の本社がある広島にちなんで名付けられたんだそう。

 

正面、後ろ、横から眺めてもシンプルで美しい曲線と滑らかな手触りで、一度は座ってみたくなる椅子です。

早速、座らせていただくことができました。
-座った瞬間とても「柔らかな」印象で、座面も板なのに包み込まれる様な優しい座り心地ですね。

 

土井さん-
「とても座り心地が良いですよね。肘掛けに手を置いてもらうと、より体にフィットするんですよ」。

座っていることを忘れてしまうくらい心地よく、長時間座るための椅子。

「HIROSHIMAの背もたれはしっかり幅を持たせることで、肘掛けのラインも脇や腕が突っ掛からず、どこに背中を預けても体にフィットするようデザインされています」。

「食事をするだけに対応した一般的な椅子は長時間じっと座っていることは難しく、会話が弾む空間ではなくなってしまいます」。

とりあえず「座ってみればわかるよ」と言いたくなるほど魅力的な椅子です。

 

家づくりで大切なのは「家具」選びから

土井さんは新人の頃、大手ハウスメーカーを担当されていた経験から家に対する想いが人一倍強いそう。

 

そして最近はインテリアに興味のある20代の方がとても増えたそう。
実際のお客様で、夢はご夫婦2人でソファにくつろぐことだったけれど、ダイニングに『HIROSHIMA』を購入されてからはすっかりこの椅子の虜になったとか。

土井さん−
「高価な家具だからやめておこう。ではなく、いいものを楽しみながら使っていくことがとても大切、そしてその価値をしっかり知ることが大事です。自然な素材は時間の経過とともに風合いが変わり、住まいと人と同じように深みを持たせてくれます」。

 

人が年齢を重ねていくように家も家具も変化していくんですね。

 

土井さん−
「価格だけでなく、普段から「良いものを見る意識」を持ってほしい。
家が建ってから家具を選ぶと、どうしても予算を抑えてしまいがち。決して安い買い物ではないからこそ建築中に購入準備を進めて、どんな家具を選んだら生活をより豊かにできるのかを考えて欲しいと思います」。


「欧米では家を決める前にまず使いたい家具やインテリアを決めることから始めます。例えば、家族の生活スタイルやこの椅子を置いてどんなことを楽しみたいか、それを把握していないと間取りを決めることはできません」。

「どんな間取りにするか?からでなく、どういうインテリアにしたいか?という観点からそれに合う空間や建物を決めて家づくりを進めて欲しいと思います」。

 

と教えてくだいました。

 

今回、マルニ木工の土井さんにお話を伺って、どうしても間取りや建物へ意識が向きがちな家づくりの流れを改めて考えることができました。

世界的に今後も注目されるマルニ木工さんの家具が気になるという方はぜひ

「LECT広島T-SITE」にある直営店へ足を運んで体感されてみてくださいね!

 

8月に家づくりのコラボイベント開催決定!

そこで!
8月に「HFM×maruni×おうちの買い方相談室 広島店」の3社のコラボイベント
「初心者でもわかる家づくり勉強会 in maruni」を開催いたします。

 

今回お話を伺った「マル二木工」土井さんが
家具メーカーならではの目線から「部屋のコーディネート」

 

そして、
おうちの買い方相談室 広島店の住宅FPが
「住宅購入で失敗しないための流れとポイント」をお話します。

 

ここでしか聞けない内容がもりだくさんの勉強会です。
また、勉強会後には参加特典として「マルニ木工」さんによるワークショップも開催されるのでこちらも合わせて注目です。

 

「初心者でもわかる家づくり勉強会 in maruni」
8月27日(土)・28日(日)開催決定!

【勉強会の詳細・申込はコチラ↓↓】

お申込みはコチラ

 

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